マルゼン 製品情報：
APS（：エアープレシジョンシューティング）ハンドガン
APS-3 リミテッドエディション 2021 コズミックシルバー
APS-3 Limited Edition 2021 Cosmic Silver

Item No.：A321-39800　　本体価格（税込）：43,780円
JANコード：4992487-16980-5
《再販予定なし》限定モデル 2021年12月23日 発売
この製品は【対象年令18才以上用】です。18才未満の方は購入できません。18才未満の方が競技等で使用するときは、保護者または指導者の管理が必要です。

※上記画像は製品イメージです。　★この製品は、圧縮した空気（：コンプレスト・エアー）の圧力を利用してプラスチック製6mmBB弾を発射する、精密射撃専用のエアースポーツガンです。ご使用には別途、BB弾が必要です。

 

【 製品ストーリー 】

シャープなトリガータッチと「銀河の煌めき（：コズミックシルバー）」をイメージしたカスタムモデル
APSカップで活躍する屈指の射撃ツールとして人気のAPS-3。そのトリガーシアーに精密加工されたステンレス部品を使用し、宇宙をテーマにしたカラーで仕上げたスペシャルモデルが登場です。LE2021用に再設計された「ステンレス・シアーA/B」と「ステンレス・シアーピン」の組み合わせによる切れ重視のセッティングに加え、新たにトリガーピンにも高精度ステンレスピンを採用、トリガーを引いたときのブレを最小限に抑えるシャープなトリガータッチに改良しました。コンプレストシリンダーは銀河の煌めきをイメージしたシルバーアルマイトの特別仕様、全体がシルバーとブラックの落ち着いたトーンの中にブルーバイオレットに塗装したトリガーとグリップロゴが上品なアクセントとしてフォルムを引き立てます。高精度にカスタマイズされたトリガーシアーと、コズミックカラーが映えるLE2021モデルは、うれしい手ごろな価格で入門用にも最適です。

カスタム9ポイント仕様内容
①ステンレス・シアーA/B（ver.2020.1）＆ ステンレス・シアーピン
②ステンレス・トリガーピン
③トリガープル・チューン
④内径∅6.12mmテフロンインナーバレル
⑤コズミックシルバーアルマイト・シリンダー
⑥ブルーバイオレットペイント・トリガー ＆ グリップロゴ
⑦ガンメタルアルマイト・アウターバレル
⑧マシニングポリッシュ・アルミダイキャストパーツ
⑨クリアーマガジン

 

【 主な特徴 】

ステンレス・トリガーピン
★トリガーピンにもシアーピンと同寸法のステンレスを採用。回転軸に対しての「寸法公差」を最小限に抑え、トリガーを引いたときにブレを感じることの少ない、よりシャープなトリガータッチに改良しました。常に安定したトリガープルでシアーを落とすことが出来ます。

トリガープル・チューン
★撃発時のトリガーワークの向上を目指し、通常モデル（：APS-3 OR）と異なるトリガープルに設定しています。LE2021は、1stステージのプル（：トリガーの遊びの部分を引く力）をおおよそ300g前後、2ndステージのプル（：シアーの接合を解除するためにさらに引く力）をおおよそ250g前後に設定しました。切れの良いステンレス・シアーと2ndステージのプルを軽くしたことで、「撃った瞬間の引きブレ」をより抑える効果が期待できます。
《LE2021モデルのトリガープル設定》
1stステージ〔300g前後〕＋ 2ndステージ〔250g前後〕≒ 550g
《通常（OR）モデルのトリガープル設定》
1stステージ〔200g前後〕＋ 2ndステージ〔350g前後〕≒ 550g
〈補足説明〉LE2021モデルでは、シアーCの機能を廃止しているため、「シアーCスプリング」を搭載（：付属）しておりません。 製品には個体差があるため、すべての製品のトリガープルが設定範囲内でることをお約束するものではありません。ご了承ください。

コズミックシルバーアルマイト・シリンダー
★コンプレストシリンダーボディをハードブラスト処理した後に、アルマイトでシルバーカラーに着色した特別仕様です。銀河の煌（きら）めきをイメージしました。★シリンダーの両サイドには限定モデルの証をレーザー刻印で表記しています。

クリアーマガジン
★限定モデルでは定番のクリアー樹脂で成型した透明マガジンです。一目で給弾や残弾の確認ができる実用性の高いアイテムです。

 

【 LE2021のステンレス・シアーとトリガープルのセッティングをもっと詳しく知りたい方への解説 】

1. 精密射撃における「トリガーストローク」と「シアーの切れ」について：一般的な精密射撃銃のトリガーストロークは2段階に別れており、トリガーを最初に軽く引ける遊びの部分を「ファースト・ステージ（：1stステージ ）」と呼びます。1stステージをゆっくり引き続けていくと途中で何かにコツンと当たる場所があります。その場所が1stステージを引き切った状態であり、トリガーを一時的に止めることができます。（※APS-3の場合、トリガーがシアーBに接触した位置が1stステージを引き切った状態に相当します。）そして、その位置から更に力を入れて少し引く部分を「セカンド・ステージ（：2ndステージ ）」と呼び、2ndステージを引き切るとシアーの接合が外れ、弾が発射されます。

実際の競技において多くの射手は、1stステージを引き切った位置で一旦トリガーを止めてターゲットを狙い、次にサイトとターゲットが正確に一致した瞬間を見極めて2ndステージを引き、弾を発射させています。サイトが合った瞬間を逃すことなく、その瞬間に弾を発射できることが理想であり、そのためには2ndステージのストロークが最も短いことが効果的であると考えられます。このようなことから一般的に2ndステージのストロークが短いトリガーのことを「切れの良いトリガー」と言われています。

しかし、2ndステージのストロークを極限まで短くするセッティングはリスクも伴います。2ndステージのストロークを短くし過ぎると、競技中にシアーがかからなくなるといった作動不良や、トリガーを引いたつもりがないのに弾が発射されるといった誤射・暴発を起こす危険性が高くなります。つまり、安全性や耐久性を軽視した非常に危険なセッティングであり、結果的に信頼性に欠ける銃になってしまいます。2ndステージのストロークが短いほうが有利である反面、実際に銃を操作するのは人間ですから、射手がコントロール可能なマージンを残しておくことも重要です。

2. APS-3のトリガープルについて：じっくり狙ってトリガーを引く精密射撃では、2ndステージのプルが軽ければ軽いほど「引きブレ」を抑えやすいため有利であると考えられます。ところが、実銃AP（：エアピストル）の主な競技においては、トータルのトリガープルは「500g以上」という厳密なルールがあり、軽くし過ぎることを禁止しています。理由は恐らく、トリガープルを軽くすることが何よりも大きなアドバンテージとなり、ひいては射手の技能を競うスポーツ性が失われてしまうからだと思われます。

APS競技では、現在（※2021年）のレギュレーションにトリガープルに関する規定はなく、自由なプル設定が認められています。しかしながらマルゼンとしては、APS競技の安全性とスポーツ性を尊重し、実銃APの標準的なトリガープルである550g前後の設定をAPS-3にも採用しています。（※製品には個体差があるため、すべての製品のトリガープルが500g～550gの範囲内であることをお約束するものではありません。ご了承ください。）

3. APS-3 (OR) と LE2021の「トリガーストローク」と「トリガープル」の比較：通常の（OR）モデルは、 1stステージ後に、粘りの部分（：2nd ステージ①）を引き切るとシアーCに接触し、続いて2ndステージ②へ移行します。亜鉛ダイキャスト製シアーは耐久性のマージンを考慮する必要性から、2ndステージ①の部分が存在します。（※構造上、シアーCのスプリングを取り外せばトリガープルは軽くなりますが、2ndステージ②の部分が廃止されるため、シアーの切れはさらに悪くなります。）

LE2021は、1stステージ後はダイレクトに2ndステージに移行します。（OR）モデルと比べて2ndステージのストロークが短縮され、2ndステージ②に相当する部分がない完全な「2ステージ・トリガー」のセッティングになっています。

 

【 製品画像 】

 

【 各部の名称 】

 

【 基本スペック 】